協会設立の背景
病気等で食事を摂れない時の栄養補給法に経腸栄養法があり、日本では流動食(食品)と経腸栄養剤(医薬品)が使われています。いずれも同じような製品ですが、流動食には食品添加物の制限から、必須微量元素の亜鉛と銅を化合物として添加ができません。また医薬品でないため、パンフレットや容器に「経管」使用を表記することの問題もあります。
日本流動食協会は、このような諸問題の解決促進を図るために、流動食の製造・販売に携わる14社が発起人となって1992年に設立された業界団体です。 その後、流動食に関係する業者の参加もあり、現在では23社となりました。
設立の主な目的は、「会員相互の緊密な情報交換と連携を図り、関係当局と関係諸団体との連絡を密にして、業界の進歩と健全な発展を図る(設立趣意書)」ことですが、現在では流動食の使い方等に関する広報・啓蒙活動にも力を入れています。
当協会の主な活動は、制度・技術・広報の3つの委員会を中心に進めています。 各委員会の具体的な活動内容については事業計画をご参照下さい。
日本流動食協会は、これからもこのような活動を積極的に進め、また関係当局および団体との情報交換を密に図っていきます。