Ⅳ. 濃厚流動食使用時の合併症とその管理
  • 2. 食物アレルギーについて
     ・食物を摂取等した際、身体が食物(に含まれるタンパク質等)を異物として認識し、自分の身体を防御するために過敏な反応を起こすことがあります。
    これを食物アレルギーといいます。
     ・特定のアレルギー体質をもつ消費者の健康危害の発生を防止する観点から、過去の健康危害等の程度、頻度を考慮し、容器包装された加工食品へ、特定原材料を使用した旨の表示を義務付けています。
     ・主な食物アレルギーの症状は、以下のようなものですが、人やアレルゲン、体調などによっても異なります。
         軽い症状:かゆみ、じんましん、唇や瞼の腫れ、嘔吐、喘鳴
         重篤な症状:意識障害、血圧低下などのアナフィラキシーショック

     ・下記の原材料については、アレルギーの観点から表示義務があります。
      (特に発症数、重篤度から勘案して表示する必要性の高いもの)
         卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かに の7原材料
     ・下記の原材料については、アレルギーの観点から表示が推奨されています。
         いくら、キウイフルーツ、くるみ、大豆、バナナ、やまいも、
         カシューナッツ、もも、ごま、さば、さけ、いか、鶏肉、りんご、まつたけ、
         あわび、オレンジ、牛肉、ゼラチン、豚肉 の20原材料
                          出典:消費者庁ウェブサイト
     (詳しくは、消費者庁ウェブサイト:http://www.caa.go.jp/foods/index8.html をご参照ください)

  • 3. 乳糖不耐症について
     ・乳糖不耐症の患者さんに乳糖の入った流動食を投与すると下痢がおこります。
     ・乳糖不耐症は、牛乳中に含まれる糖質である乳糖を消化する酵素(乳糖分解酵素)が少ないか、働きが弱いためです。特に、激しい下痢を起こす症状を「乳糖不耐症」といいます。
     ・乳幼児期は乳糖分解酵素の働きが活発なのですが、大人になるにつれて弱くなる人がいます。
     ・乳糖は乳糖分解酵素により、小腸でぶどう糖(グルコース)とガラクトースに分解され、そこで吸収されてエネルギー源として役立ちます。ところが、乳糖が分解されずに大腸に運ばれると、腸内細菌が乳糖を分解してガスを出し腸を圧迫したり、多量の水分が一気に大腸に送られ下痢をします。

     (乳糖不耐症について、詳しくは日本乳業協会ウェブサイトhttp://www.nyukyou.jp/dairy/milk/milk23.html をご参照ください)


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